〜お手入れの必要性〜
革製品は使用していない時でも、さまざまな環境下で革の状態は常に変化します。
お手入れをせずに放置することで、革の乾燥が進み、硬化やひび割れの原因に。
付着している汚れと湿気でカビ発生の原因に繋がります。
人の肌のようには再生しないため、傷みや損傷が激しいと修復が難しく、
カビについては死滅できても、においを完全に取り除くことは難しいです。
傷む前から継続的にお手入れすることで、見た目とともに長持ちさせることが可能です。
〜お手入れ後の変化〜
全体の汚れ落とし、素材に合ったクリームなどで保湿(保革)することで柔軟性ができて、折れ曲げ時の傷みの緩和。
外部からの刺激をやわらげ、擦れやキズ防止、色落ち・雨やシミ防止の効果を与えます。
なにより、見た目のキレイさを保てるので、使っていて気持ちが良いです。
〜お手入れの頻度〜
革靴やレザースニーカー
使用頻度が多い場合は月に1回、少なくとも2,3ヶ月に1回
鏡面仕上げをしている場合は半年に1回、期間に関わらずワックスのツヤが失くなり擦れが気にはじめたら。
バッグやお財布
2,3ヶ月に1回、最低でも半年に1回
※日常のお手入れは、使用した後に馬毛ブラシでホコリを落とす。
水滴などがある場合はブラッシング前にペーパーでやさしく拭き取る
これだけでも、持ちは変わってきます。
どんな種類の革製品も使わずに保管する場合は、必ずお手入れすることを推奨。
夏物のサンダルや冬物のブーツは、特にお手入れ後に保管しないと劣化が早まります。
※上記のお手入れ頻度はあくまでも目安になります。汚れが気になる場合は早めのお手入れが必要です。
〜さいごに〜
矛盾しますが、革製品は継続的にお手入れをしても、使用とともに必ず擦れやキズが目立ってきます。
劣化で裂けたり、ひび割れも起こりえます。取れないシミや汚れなどもできてくると思います。
それでも、何十年と使える高い耐久性があり、修理が可能な部分であれば直すことができます。
親から子へ、世代を受け継いでご利用しているお客さまもいらっしゃいます。
キズやシミ、色抜けも長く使って一緒に育ってきた証です。
革の種類によっては経年変化で、色が濃くなり、独特なツヤがでてきたりします。
長く使うことで、革が身体や手になじみ、持ち主自身に合ったひとつだけの品物となります。
靴であれば、持ち主の足の形に変化して、とても履きやすくなります。
メリットやデメリットも受け入れて革製品を楽しめるように、可能なかぎり長持ちするようにお手入れいたします。
お手入れをしていない品物がある方、お持ちの革製品でお困りごとがある方はぜひ一度お問合せください。
新品の革製品のお手入れ(プレメンテナンス)や、中古で手に入れた革製品も最初のお手入れがとても大切です。
※革は食肉などからの副産物であり、人類最古のリサイクル素材です。
環境にもやさしい天然素材ですので、革製品にご興味をもっていただけたら幸いです。

